山本周五郎時代劇「大将首」感想とあらすじ【BSドラマネタバレあり】

山本周五郎時代劇ドラマ「大将首」の感想とあらすじです。ネタバレしてます。感涙の結末でした。さすがヤマシュウ原作!というほかない人情味あふれる展開です。どんな時代も就活はたいへんなんですね。

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山本周五郎時代劇ドラマ「大将首」感想1・感涙の結末

なんともほんわか温かな気持ちになる時代劇でした。
感涙の結末。

譲れない武士のプライドと夫婦愛、仲間たちとの心の交流。
現代社会に通じる物語。

義理と人情を大切にして、まじめに生きていれば

いいことあるよ、

という元気のでる展開です。

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山本周五郎時代劇ドラマ「大将首」感想2・心打たれる脇役の演技

主人公夫婦はもちろんよかったですが、
とくに足軽仲間役の人たちの演技が素晴らしかったですね。

控えめなのに心を打たれる演技でした。

とくに、主人公が足軽仲間に家庭の事情を
静かに打ち明けるシーンは

感動的ですらありました。

それまでは、からかったりバカにしたり、ねたんだりと、
からんでばかりの下品で嫌な人たち!

が、

意地で浪人しているせいで家が貧しく
妻が髪を売ってまで酒代を作った・・・と主人公が静かに語るシーンで

後ろできいていた足軽たちが
ひとり、またひとり、
反省して同情してうなだれていくのですが、

そのシーンって主役以外に
ピンが合ってないんですよね。

脇役の足軽たちの表情はぼけててよく見えないのですが、
主人公の告白を聞いている人たちの感情が
画面にあふれているんです。

ああ見えてみないい人なんだなあ・・・

というのが一瞬でわかるシーンです。素晴らしい演技と演出でした。

山本周五郎時代劇ドラマ「大将首」あらすじ

主人公は元はりっぱな武士、妻もりっぱな武士の娘だったのですが
職を失い、剣客であるがゆえに就職先にこだわって
7年も貧乏な浪人生活をしているんですね。

あるひ、同じような浪人と出会い、
家に招いてもてなします。

しかし貧乏でお酒が買えない。
妻はこっそり髪を切り、お金に変えてお酒を買います。

Oヘンリーの「賢者の贈り物」を
ふと思い出しました。

妻が髪を売って時計の鎖を夫にプレゼントし、
夫は時計を売って妻の髪飾りをプレゼントする、という
短編小説ですね。

短くなった妻のヘアスタイルを見て夫は、
観念して軽蔑していた
「足軽」の職につきます。

仕事は竹を削って矢をつくる肉体労働ですが、
妻にはちゃんと就職したと嘘をついて、朝は裃と袴で出勤、
途中労働しやすい着物に着替えて働きます。

リストラされたけど妻に言えずに
朝スーツでバイトに出勤するおじさん、
「就活家族」の三浦友和さんみたいですね。

お高くとまっている、とちょっかいかけてくる
足軽仲間たちですが家庭の実情を知って同情、めちゃ仲良くなります。

やがて妻にも真実がバレてしまうのですが、
妻は何も気にしません。

ある日、山で作業中、腕のたつ指南役と足軽たちが遭遇
仲間の一人が切られたことで、

主人公は怒りで剣を抜いてしまいます。

そんなことしたらえらいことになるぞ、
と誰もが思うのですが。

ものすごい剣の実力で相手と戦う主人公でありました。

山本周五郎時代劇ドラマ「大将首」キャスト・ナレーション・主題歌

主人公夫妻は石黒賢さんとユミンこと笛木優子さんです。

NHKドラマ時代劇「居眠り磐音」のときも
相当美しかったですが、今回も美しく上品な妻役です。

笛木優子さんをテレビで初めて観たのは、
韓国ドラマ「オールイン」でビョンホンさんとのシーンでした。

「なんてきれいな韓国女性なんやろ・・」

と思ったのですが日本人と聞いてびっくり。

ナレーションは片岡鶴太郎さん、
主題歌は平原綾香さんの「約束のこの瞬間に」です。

サザンの原由子さんの作詞作曲というのも珍しいですね。

次回予告は「晩秋」。

仇討すべき相手を狙って接近する娘が
近くにいるうちだんだん憎む気持ちが薄れてくる、
というこれまた温かさがにじむ人情の物語。観たいですねえ。

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