男と女のミステリー時代劇「身代わり稼ぎ」感想・ネタバレあらすじ

男と女のミステリー時代劇「身代わり稼ぎ」の感想です。

知っている俳優さんはあまり出てませんでしたが、
ぐいぐいと引き込まれるようなストーリーでした。

シンデレラストーリーといいましょうか。

お嬢様になりすました貧しい娘が、棚ぼたのような
幸せを手に入れるファンタジーです。

現代劇でやると少女漫画っぽくなるんですが
時代劇だからこそ。

以下、ストーリーねたばれしますよー。

どろだらけの汚い顔や体を
女中たちが無理やり洗います。

本人嫌がります。でも、きれいな着物を着ると
見違えるように。

「これが・・・あたし?」
少女漫画のお約束です。

しかしこの時代劇、娘は貧しいだけではありません。

夜鷹です。

でも夜鷹になってひと月、ということで

あまりすれてはいないです。行儀が悪いですが。

かけおちした大店の娘になりすましています。
すでに決められている祝言の日までに娘を見つけ出す
というので、

それまで身代わりをしなくてはならないのですが

下品です。
マナー教育をかけおち娘の兄の
カタブツ若旦那にしてもらううちに
ほのかな恋がふたりに芽生えるのです。

兄も若旦那ですが、

結婚予定の相手も若旦那です。
ところがこちらはスーパー遊び人。

婚約者になりすました娘を夜鷹と見抜きますが
そうと知りつつ好きになり
結婚してもいいとさえ思います。

若旦那と若旦那の二股です。

スゴイですね。

結局かけおちした金持ち娘が戻ってきて話はおしまい。
スーパー遊び人の若旦那に普通に嫁ぎます。

若旦那は女遊びをやめないんだろうな・・・。

夜鷹の娘は契約金をもらって仕事の足を洗って、
田舎で小さな兄弟たちとお百姓さんになります。

そこへ、マナー係りだったカタブツ若旦那が
迎えにきて・・・ハッピーエンド。
というお話でした。

カタブツ若旦那は、次男だったので
ある程度は自由なんですよね。

雰囲気では、若旦那は夜鷹だった娘と夫婦になり、
田舎でお百姓さんになるんだろうな・・・という結末でした。

若旦那と夜鷹。

富豪とコールガール。

『プリティウーマン』時代劇版、ということですね。

ラストシーン、ほのぼのしていていいですが、
伏線や小道具などがないので
やや平坦な感じでした。

なんか、マナー教育中に
好きな花を聞く、
とか、なんかあったかもしれませんね。

もうひとひねり。

ストーリーはよくある話ですが、

このドラマに深みをもたせているのが、

スーパー遊び人の若旦那の
どうせ店と店との結婚、
相手は誰でもいいや。という、なげやりな
やるせなさ、というか悲しみ。

そして、

手代とかけおちしたのに、貧乏暮らしが嫌で
手代を捨てて帰ってきて、
平然と若旦那に嫁ぐかけおち娘の、狡猾さ。

娘本人は登場しないままでしたが、

娘ふたりの「荒れた手」「美しい手」で
それが表現されていたように思います。。

大店の娘を顔出しせず、「美しい手」だけで
表現してみせたのはセンスがよく、
しみじみしたよい時代劇だな、と思いました。

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