BS『北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実』感想・必見!倉本作品創作方法と脚本の書き方

BSフジにて『北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実』。
倉本先生のインタビューです。感動しました。脚本家勉強中の方、必見です!倉本作品創作方法と脚本の書き方もまるっと紹介されています。

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「北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実」

という内容なので

昔よく見た、「北の国から」ドラマメイキング集なのかな?
と思ったら、

ガッチガチの倉本先生のインタビューでした。

「北の国から」誕生のきっかけから、
企画書の公開、創作方法など
めっちゃ濃い内容でした。

これは必見です。
トクした気分。

「僕は2年前、東京を捨てた」からはじまる企画書は
圧巻のコンセプチュアルな内容ですが、

それよりも35年前の企画書が残っていたことに
びっくりしました。

それだけではなくて、
登場人物の履歴書や、オオバコからコバコまで、手書き原稿が
いまもあるんですね。

やはり一流脚本家の原稿は保管力が違うなあ。。。
という感じです。

記憶の中では
倉本先生は、北海道の大自然に憧れて、
お金持ちになってから移住されたと思っていたのですが

まるで違ったのですね。

NHKと、大河ドラマでもめて、
降板してしまい、

脚本家としてやっていけないかもと
ショックで逃避行したのが
たまたま北海道だった。

移住してトラック運転手に
転職しようと思って土地を探していたら

飲み屋さんで客のおじさんに
たまたま紹介された土地がフラノで・・・

たまたまフジテレビからドラマのオファーがあって・・・という。

まあ、東大文学部卒の先生が、
マジでトラック運転に転職しようと考えたか
どうかは別として

金持ち道楽で移住したのではない、
ということがはじめてわかりました。

移住先の人々が温かく、善意にあふれ、
自然と共存して謙虚な姿勢だったということで、

感動したのでしょうね。
それと疎開先の岡山での体験も
ベースになっているそうです。

大河ドラマ降板から、名作「北の国から」が誕生するプロセスは、
単なる偶然ではないような気がしますね。

移住先、というのは本当に新鮮です。
ワタクシでさえ20年以上いた東京から

家財道具をすべて売って
いきなり京都の田舎へ移住したときの
さまざまな出来事は物語のようですもん。

倉本先生の創作方法が紹介されていましたが、
とても興味深かったのは、年表。

世界と日本のニュース、音楽、CM、映画などが
一年後ごとに書き込まれた年表が巻物になっていて、
箱入りです。

それをもとに登場人物の生まれたときからの履歴書を作るのだそうです。

秘密道具です。

だから、人物キャラが際立っていたのか。。。と納得できました。

つまり、まずは、徹底した履歴書づくりからはじまります。

黒板五郎の履歴書には、
中学時代の初恋と失恋も書いてありましたね。

そしてオオバコとして、ACT1、2と大きなストーリーを原稿用紙に。

次にそれを中バコとして展開。

さらに小バコとして詳細を。

その後、シナリオになり、
声をだしながらセリフを横書きでスピーディに書いて行くそうです。

コバコまで行っていたとしても
ストーリーに矛盾があるとオオバコからすべて破り捨て、
一からやりなおす、と。

いいところは残す、というやり方ではだめだそうです。

名作が生まれるはずですね。

ワタクシ、
昔、某テレビ局のコンクールに参加していて、

ある段階で落っこちたのですが、

そのとき優勝したのが、

若手ディレクターが選んだ変態サスペンス作品
ですよー、
と聞いて、

あーあ。

そういうのがいいなら、もうやーめた。
いくら地味な人情ものを書いてもな。。。

と、シナリオコンクールをやめてしまい、

しばらく脚本創作からは離れ、別のところにいましたが、

再度、人に見せる見せないは別として
倉本方式のハコ書きで書いてみたくなりました。

それにしても

「北の国から」のオオバコからコバコの手書き原稿も
そのまま残っているとは。

何度見ても驚きですね。

いや、

さだまさしさんの手書きの楽譜もありました。
保存力、ハンパないです。

原稿用紙は縦書きの200字詰なのですが、
そこにペンで横書き。
昭和の香りです。

手書き。。。
いまや手書きって・・・もはや想像かつかないのですが、

だいぶ前にある記念に
えいやっと自分のために
買ったまま引き出しの中に
眠っている

モンブラン万年筆を
起こしてみたい気がしました。

黒板五郎のキャスティングの話も興味深かったですね。。

田中さん以外にもすごい面々が候補に上がってたのですね。
スゴイ、としか言いようない方々ですね。

でも中村雅俊さんは黒板五郎っぽくはない気がするんですけど。。

35周年として、
これからBSフジでは毎週「北の国から」を放送するそうです。

今夜は「北の国から’83冬」
ファンはまたまた見てしまいますね。

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