又吉直樹新作「劇場」NHKスペシャルで高評価!古井先生登場!発売日は3月7日

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ピース又吉直樹先生の新作「劇場」の執筆の様子がNHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」として放送されました。掲載されるのは3月7日発売日の「新潮」4月号。単行本は予約殺到の予感がしますね。番組は純文学の大御所、古井由吉先生との対談ありの充実した内容でした。

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「又吉直樹さんには才能がある。新作「劇場」をさらなる高みへ押し上げましょう」

NHKスペシャルの中での「新潮」の編集長さん。又吉直樹さんにものすごく期待しているのだなあ、

ということが言葉の端々でわかります。

デビューはしたものの、第二作がふるわない、という作家さんも多い中、
又吉直樹さんはものすごいプレッシャーじゃないでしょうか。

新作執筆に対する姿勢を見ていると、
もはや、タレント作家さんではないのだな・・・
と感じました。

「火花」が難しいと言った読書習慣のない若者にもわかりやすい小説を

「火花」は240万部を超えたそうですが、多くの読書をしないひとたちも
購入したのだとか。

その感想を聞いて、又吉直樹さんは

「わからないひとにはわからなくていい、というふうには僕は思わない」

と思っているのだとか。

純文学って、難しいので、

わかんないやつは
ついてこないでいい、っていう感じですけど、

それはしたくない、と考えていて、
その結論が、恋愛小説、となったようです。

しかし

「文学レベルを下げないで、いかにわかりやすく書くか・・・」

にトライされているようで、難しそうです。

この小説は「火花」の前から書いていたけど

60枚程度でストップしたままでした。

サキという女性と売れない劇作家の恋の
物語です。

売れない劇作家・・・アングラっぽい匂いもしなくはないですが・・・

第一稿は完成したものの

恋愛小説に偏り過ぎていると編集長は書き直しを
命じます。

それに応える又吉さんですが、
あの忙しさで、すごい気力体力です。

「又吉さんの推敲力に驚いた」

と編集長はおっしゃっております。

 

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「よく生きてこれたよね」がキーワード

又吉さんが推敲する中で登場してきた女性のセリフです。

なんかいいシーンみたいです。
「これ、キーワードだよね」
と編集長も感じたと。
番組では、ところどころの文章と
とぎれとぎれのストーリーしか紹介してないので(完成前なのであたりまえか)

だいたいまとめると・・・

売れない劇作家の閉塞感。
それを支える?女性との
青春ラブストーリー。

ですが、

文体は純文学ですね。

文豪の文学好きには
やっぱりたまらない
表現・・・という気がします。

読んでないのではっきりとは
わからないですが。

又吉直樹さんが尊敬する大御所・古井由吉さん登場

番組後半では、純文学の大先輩、古井先生とバーで
対談しています。

あれって、かつて文豪たちが
通ったという銀座のルパンでしょうか?
シブいです。

又吉直樹さんは、すでに大物感たっぷりですね。
綾部さんがハリウッドを目指したくなる気持ちも
なんかわかる・・・

古井由吉先生とは・・・

東京大学卒で大学助教授に。
その後作家になり、1971年「杳子」で芥川賞受賞。45年も前ですね。古井先生には
「眉雨」など多くの著作があり最新作は「ゆらぐ玉の緒」だそうです。

なぜか応援したくなる又吉直樹さんの憂鬱キャラ

印税2億とか、賞とか、パーティとか、エッセイ依頼殺到とか

華やか過ぎて誰もおいつけない感じですが、本人はいつも
淡々としていて、

ただ本が好きで、昔、貧しくて虐げられていたおじさん、
に徹しています。

いまだ仕事場が風呂なしアパート、というところも
好感度が高くて、

絶対に「新潮」編集長との関係の方が強いに決まっているのに
自分たちの友達、という感覚で新作応援したくなる
不思議なキャラですよね。

口コミでも、又吉は応援する、という人がたくさんいました。

ちょっと売れっ子になったからって、

タレントとの対談などで
なんとなく上から目線の若手作家が多い中
貴重な人物ではないでしょうか。

3月12日現在、「新潮4月号」は異例の5万部発行
ラスト2ページで冷静であるはずの校閲者が号泣した、
というエピソードを聞いてはやく読みたくなりました。

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又吉直樹新作「劇場」単行本発売日!NHKシブ5時でアナ感想と「恋愛・綾部さんの話」

 

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