隠れ菊最終回で、その後どうなっちゃったのか、と心配していたら、筒井さん、新ドラマでよれよれの時空取締官になっとりました。
リテイク第一話感想ネタバレ
相棒は、「黒い十人の女」で、少し頭の弱い
受付嬢をしていた愛人役の成海さんです。
成海さん、演技が受付嬢のままなので、
筒井さんが船越さんに見えたり見えなかったり・・・。
それはともかく。
ストーリーは
2022年に完成したタイムマシンに乗って
ひとがいっぱいやってきます。
時空取締官、戸籍係たちは歴史を守るべく
未来からやってきた人たちを確保して
ある別荘?僻地に閉じ込めてしまおう、というお仕事です。
タイムマシンは未完成で、
過去には来れるが未来へは帰れない、
という、あかんやつ。
つまり、過去を変えて本人にとって
都合よい未来をつくるために
タイムリープするのではなくて
ニ度と未来へは帰れないという条件つきで
やむにやまれず、体当たりで
過去を変えに来る、というタイプのお話です。
恋人に危機を知らせるために
やってくるタイプのストーリーですね。
しかし、ドラマの説明によると、
過去は変えても、新たな時間軸が生まれるだけで
そのひとがいた未来は何も変わらない、ということです。
むなしさ満載です。
初回、おじさんが中学生への傷害罪で逮捕されるのですが
あ、これは、のっぴきならない復讐だろうな。
とすぐわかります。
未来から復讐や人生やりなおしや、大儲け目的でタイムリープしてくる
という発想は、よくある物語です。
でも、それなりに、主人公は問題を解決して
すっきりと自分の時間軸へ帰っていくから
よいのであって、
新しい時間軸が生まれるだけでは、
これ、何も解決しません。
堺さんが「お前に明日はこない」
と法でさばけぬ悪人を離党の収容所へ送るドラマを
思いだしたのですが、
未来からきたよい人を
現代で排除隔離するドラマ、ということになります。
結局中学生は元の時間軸では少年法により野放しだし、
新しい時間軸でも、野放し、ということになります。
誰かがツイートしていましたが、
カウンセリングで解決したみたいに
なってますが、
なんだか展開がぬるくてすっきり
しませんね。
過去を変えたつもりが
どんどん新しい時間軸、パラレルワールドを
増やすだけの話なので
いまひとつ、解決にならないのです。
タイムリープものが難しいのはここです。
やはり物語としては
一本の時間軸でやんないと、、という感じがします。
「あるひどこかで」「イル・マーレ」「時をかける少女」など
名作は一本の時間軸がベースです。
君の名は。は、まだ見てないので
どこに所属するのかはわかんないのだけれど。
過去には行けるが未来へは帰れない、ということになると、
映画「戦国自衛隊」みたいに
見た後なんとなくもやもや。
タイムスリップはそんな甘いもんちゃうぞ、
という雰囲気に。
映画だとまあ、ありかもなのですが
深夜ドラマだし、
ほんわかタイムスリップラブストーリー
が見たいなあ、とか思うのですね。
「屋根の上のプリンス」みたいな。
しかしこの土曜深夜枠、
なんとなくこういう感じのもやもやストーリーですね。
とはいえ、タイムリープものは大好物。
題材によってはまた違うかも。
次回に期待してみたいと思います。
コメント