ＮＨＫのど自慢チャンピオン大会2017が話題になっています。優勝した男性が中島みゆきさんの「化粧」清水翔太バージョンを歌ったのですが、「泣いた」とネットで盛り上がっていました。「化粧」は30年以上前の曲です。カバーした歌手は桜田淳子さん、小田和正さんなどたくさんいるんですよね。
ＮＨＫのど自慢チャンピオン大会2017満場一致で優勝・中島みゆき「化粧」清水翔太さんカバーVer.
ＮＨＫのど自慢チャンピオン大会2017が昨日放送されました。
子供の頃から見ていた番組なので予約して
ちょっと見てみました。
今度ひさびさにドラマに出るという
郷ひろみさんがゲストだし、ということで。
みなさんとてもお上手でしたね。さすがはチャンピオン大会です。
出場者ひとりひとりの背景というか、物語があるというのも
この番組のよいところで、市井の人々が歌を楽しむ、という
趣旨がぶれないのも長寿番組の秘訣だと思います。
この番組をモチーフにした「のど自慢」という映画も
感動作でしたよね。
少しハスキーで情感たっぷり。心に届く「声」だなあ・・・と思いました。
優秀者の方が歌ったのは、中島みゆきさんの「化粧」をカバーした
清水翔太さんバージョンの「化粧」。
よくあるカラオケバトルは
みんな得点稼ぎに一喜一憂していて、
上手なんだけど心に届く「歌」ではないことが多いので
あまり見ないのですが。
ツイッターでは「化粧」を始めて聞いて、
「なぜか泣いていた」というひとが多く、よほど心に届く歌だったのだなあ、
と思いました。
ＮＨＫのど自慢チャンピオン大会2017ゲストは山川恵介、坂本冬美、郷ひろみさん
日曜お昼にやっている「のど自慢」はゲストがおふたり。
一昨年は元スマップさんたちご出演でにぎやかでしたね。
今回ゲストは、チャンピオン大会だけに3名様でした。
山川恵介さんをみると、友近さん演じる水谷さんを思い出して笑ってしまいます。
それにしても郷ひろみさん、
還暦をとっくに過ぎた方には見えません。
毎日3時間の筋肉トレーニング、毎食事前後のフロス、
毎晩水滴を残さない風呂掃除が功を奏しているんですね。
ＮＨＫのど自慢チャンピオン大会2017「化粧」で改めて知る中島みゆきさんのスゴさ加減
「化粧」は30年以上前にアイドルだった桜田淳子さんが
歌った中島みゆきさんの曲です。
当時桜田淳子さんは多くの中島みゆき作品を歌っていましたね。
「しあわせ芝居」がとても好きでしたが、
まだ子供でしたので内容はよくわからなかったのですが
のちに中島みゆきさんが
他の歌手の方に提供した曲を集めて
自分で歌ったセルフカバーアルバム
「おかえりなさい」
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の中で、本家中島みゆき版「しあわせ芝居」を聞いて鳥肌・・・
ということがありました。
「化粧」のストーリーは・・・
ふだんあまり化粧しない女性。
相手に好きなひとができて別れることになり、
せめて最後に会う日にはきれいに見せたいから
念入りに化粧する、というリアル女心な歌詞なのです。
略奪した相手の女はばっちりメイクなのでしょうね。。。
ユーミンの「スカイレストラン」と似たシチュエーションでもあります。
ユーミンの方は、最後に会う日ってわかっているのに、
ひさびさにかけてきた電話の声に思わず、でかける前にシャンプーするんですが。
「化粧」歌詞の中に
ラブレターの束を返してほしい、
ほかの女と仲良く読むのはやめてほしい、
と頼むところがあるんですが
中島みゆきさんの「遍路」という歌詞の中にも
初恋ラブレターを仲間たちの前で読みあげられて
傷つくシーンがあるんです。
純粋な想いが踏みにじられ笑われるせつなさ表現として「手紙」って
やっぱスゴイな、と思います。
失恋したときは中島みゆき
というのは３０年たっても
同じ。普遍的ですね。
個人的にはアルバム「あ・り・が・と・う」に「遍路」とともに
収録されている「朝焼け」がすごく絵画的で好きです。
この曲を聞くと画家クールベの「波」という絵画のイメージが自分の中に
ふわっと出てきます。これも強烈な片思いの歌ですけどね。
それにしても「化粧」のサビ
「流れるな涙、バスが出るまで」
の映像的美しさは群を抜いていると思います。
そしてラストの
「愛してもらえるつもりでいたなんて」
の「て」の音。
これ絶対歌いながら泣いてるやろ、というところたまりません。
中島みゆきさんの「化粧」は、
ユーチューブでは聞くことができません。
聞けるのは、1978年4月に発売されたアルバム「愛していると云ってくれ」ですね。
そういえば、のちのドラマでタイトルがまるまる
パクられていましたよね。。
このアルバムで、ぜひおすすめしたいのは「怜子」です。
ゾクッとしますよ・・・。
ＮＨＫのど自慢で全国一チャンピオンになると
歌手への道が開けます。
今回の優勝者の方もボーカリストになるかもしれませんね。
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