藤沢周平ドラマスペシャル「遅いしあわせ」の感想。ねたばれあります。
BSドラマ。壇れいさん主演のしっとりした人情時代劇です。
藤沢周平ドラマスペシャル「遅いしあわせ」原作は
原作小説は「驟り雨(はしりあめ) 」に収録されています。
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驟雨とは
夕立のことだそうです。
しっとりとした素敵な日本語ですね。
ドラマスペシャルは二本立て。豪華キャストでした。
まずは「遅いしあわせ」。
藤沢周平ドラマスペシャル「遅いしあわせ」あらすじ
ストーリーはシンプルです。
小料理屋で働くおもん。檀れいさんです。
おもんには、やくざな弟、柄本佑さんがいて、借金まみれ、
で、おもんは嫁入り先の蕎麦屋からも追い出されて・・・
いや、迷惑かけまいと飛び出して
離婚してしまいます。
ある雨の日、桶職人の重吉の店の前で雨宿り。
加藤雅也さんです。寡黙な職人さんです。
どうやら、たまたまというより、
重吉さんはおもんの働くお店のお客さんで
おもんが、こっそり想いを寄せているらしい。
ひそかに片思いをして
ほのぼのしていたら、
またまた弟が賭場のカネを使いこみ、
おもんが売られそうに。。。
そこへ、さっそうと現れた重吉。
借金は自分が返す、と。
両想いだったのですね。。
重吉はただの職人だから
弱いだろうと
借金取りは、余裕でせせら笑うのですが、
重吉さん、もろはだ脱ぎます。
背中は傷だらけ、
そして島送りの入れ墨が腕に。。。
どうやら重吉さんも過去はなかなか。。。
仁義がどうとかとか、啖呵をきっております。
おもんは無事助け出されました。
というわけで、
なんとなく頼もしいカレシが登場したのですが、
おもんさんの前の旦那が、へたれで
おもんさんを借金から守りもせず、
ほっておいて
ずいぶんしてから
「嫁もらっていい?」
とか、きいてくる
マザコンみたいなやつでした。
すらっと強くてたくましい桶職人と出会い、
そんなへたれは捨ててやれ、という感じです。
桶職人加藤さんは、やっかいな弟もまるごと
受け入れようとしている・・男気に満ちたイケメン。。。
というラストなのですが
細かい説明はありません。
そこがいいですよね。
なんとなく、鬼平外伝テイストなので
脚本が金子成人先生かとおもいましたが
違いました。
壇れいさんは、居酒屋の女が似合いますね。
CMでもうどんやのおかみさんが
ぴったりはまっとります。
弟役の柄本さんは演技派です。最近よく見ますね。
江戸時代も現代も、やっぱあかんやつはあかん、
イケてるやつはイケてるわけですね。
ときどき想像しますが、もし江戸時代に生活していたら、
大奥の女や、武家娘ではなく、きっとその他大勢の
人情裏長屋に住んでるんだろうな。。。
狭くてヤダな。。
って思うんですが、それはそれで
住めば都なのかしれませんね。
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